年明け2回目の投稿ですが、
今回は、調査捕鯨が終わり、南氷洋がなくなると言うことで、
南氷洋の航海について書いてみたいと思います。
年2回の航海で秋口に出航する(南半球は季節が逆なので日本の冬が向こうの夏、氷の少ないときに行く)のが、南氷洋の調査捕鯨ですが、出航後は、大体10日位で赤道を通過し25日間かけて到着します。
この25日間というのが、もう一つの北西太平洋調査との大きな違いで、こちらは
到着までに5日間しかありません。
25日間の間に何をしているかと言えば、漁具の準備や機器類の整備、生産工場のラインの整備や復旧、洗浄などが
主になります。(運航部や機関部などは船を動かすのが仕事ですから、片道の期間はあまり関係ないと思います。)
帰りの航行では、次の北西太平洋の為の準備をしておきます。
さすがに25日間もあると、作業的にもゆとりがあり、作業が少し早く終わったりした時は、
早めに仕事が上がりになるときもあります。
私はこんな時は甲板でキャッチボールをしていました。
(レクリエーション向けにグローブとボールの貸し出しがありました。私はグローブ持参していましたが)
赤道直下の、広く、青く、高い高い空の元でするキャッチボールは、何とも気持ちのいいものでしたが、
難点がいくつかあって、
眩しすぎて、ボールがよく見えない。
暑すぎて、息があがってくる。
広いようでも、甲板は甲板。下手な人とやるとボールがすぐ海に。
というわけで長い時間は出来ませんでしたが、
来る調査開始に向け、英気を養っておけました。
続きはまた今度(^^)。