前回の続きです。キャッチボールをよくしていたという話をしました。
今回は何にしようかな。
そうだ、携帯の話になりますが、船では勿論電波は入りません。
Wi-Fi環境もないので、一日2回のメールか、バカ高い通話料金の衛星電話しかないとは
以前書きました。
ただ、出航してすぐに電波がなくなるかというとそうでもありません。
出航してから24時間位は、入ります。広島は因島からでて、瀬戸内から宮崎沖を進んでいく為
まだ陸地に近いからです。しかし、宮崎沖当りからは携帯キャリアの差が出てきます。
一番強いのがau で次にドコモ、ソフトバンクと続く電波の強さでした。
au が圧倒的に強かったですね。理由は知りませんが。
鹿児島沖からいったん電波が切れます。次は航路によりますが、奄美だったり
大東島だったりの電波が入ります。この辺はau でないと入らなかったです。
(もっとも島影が見える間の何時間かしかありませんが。)
なので、出航二日目くらいまでは、完全に電波がゼロではない生活です。
その後、また途絶えて、何日か後に不意にミンダナオ島の電波が入ってきます。
ここで、易々とケータイ復活とはいきません。国際通話になるからです。
やはり、料金は割高なので、利用している人もいましたが、たいていの人は
もう、船内メールを利用していました。私も含め。
本州から離れてからは、人の生活を感じることは出来ませんが、
この辺りからは船の往来も多く、他の船や、地元の小さい船の漁師さんや小さい島など見えてきて、
人の生活を感じられて嬉しい気持ちになります。
人恋しいという感覚は、船に乗ってしみじみと感じましたね~。
水平線上に雲の塊があるとその下に島がある。廻りに島影は何も見えないのに、こんな小舟で…。
そして、赤道を通過し、いよいよバリ島とロンボク島のロンボク海峡を抜けていきます。
また、続きます。