板花です。
いよいよ南氷洋に着いたわけですが、ここから調査開始となります。
調査は南氷洋を海区で区切って、今回はこことここの海区、次回はまた別の海区という形で
行っていきます。なので、沢山いる場所は分かってはいるのですが、
そこだけに行くわけにもいかないのです。くじらの少ない場所も見なければいけないので、
特に南下していく最初の方は、発見があっても対象のミンクくじらではなく、ザトウくじらばかりです。
どうやらくじらも棲み分けがあるらしく、沖合はザトウ、氷縁や陸に近い方はミンクというようになっているようです。
ここで発見といいましたが、くじらの発見はどうやってするかというと、意外かもしれませんがソナーなどは使わず、
人の目で発見します。双眼鏡でくじらの潮吹きを見て発見するのです。
ベテランになると潮の吹き方で、ある程度鯨種が分かるそうです。
私は、ザトウとマッコウくらいしか分かりませんでした…。
しかし、ザトウは一杯いたな~。一日の発見がほぼザトウだけなんて日もありましたネ~。